社長対談

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アルマーク株式会社創業50周年を記念して、
元アナウンサーの政井マヤさんと田中克也社長との対談を行いました。
政井マヤさんならではの消費者の視点でアルマークの社史を紐解きます。

ステンシルカッティングマシンから始まったマーキング機器ビジネス

政井マヤ(以下、政井)
まずは、来年(2017年)創業50周年をお迎えになるということで、おめでとうございます。 そもそも御社の創業の経緯というのはどのようなものだったのでしょうか?
田中克也(以下、田中)
創業者はもともと商社マンだったのですが、その経験から機械関係に通じていたらしく、 アメリカで見つけたステンシルカッティングマシンの販売で事業を起こしました。昔は港に行くと輸出用の大きな木箱があったのですが、 そこに仕向け地なり船便の番号なりを刷り込むのがステンシルカッティングマシンです。木をくり抜いて字の形にして……。
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政井
型抜きみたいなものですか?
田中
そうです。型を抜いた板を当ててそこにインクを刷って印字するという技術で、今でも使われています。 起業する際に考えていたのは、“売り切りではない”ビジネスをやることだったそうです。 “売って終わり”ではなく、お客様と継続的に取引を行えるビジネスをしよう、と。 ステンシルカッティングマシンならインクなどを継続的にお取引いただけるところに目を付けたのです。
政井
なるほど。そういったところからビジネスがスタートしているのですね。
田中
そこから、木箱だけでなく様々な製品に印字ができる産業用スタンパー、インクジェットプリンターと発展してきました。 現在はインクジェットだけでも6タイプ26種類を取り揃え、業界でもトップクラスのラインナップとなりました。

賞味期限の表示義務化でインクジェットプリンターに注目

政井
会社が発展してくるなかで、何か大きな転機となった出来事はありますか?
田中
はい。創業者の後、息子さんが跡を継いだのですが、その二代目の時代に大きな転機がありました。 すなわち1985年の食品衛生法とJAS法の改正です。これによって、食品への賞味期限の表示が義務付けられることになったのです。
政井
今や当たり前に表示されている賞味期限ですが、1985年からだったんですね。
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田中
はい。それ以前は自主規制だったのですが、義務化されたことで食品メーカーはどうやって印字していくかを考えなければならなくなったわけです。
政井
先ほどの木箱への印字とは違って、個別に消費者の手に届くところまで印字が必要になったわけですね。 それは現場にとってはたいへんなことだったでしょうね。
田中
おっしゃる通りです。我々の業界では包装の形態を「個包装」と「二次包装」というふうに分けているのですが、 例えばキャラメルなら一粒一粒を詰めている個包装があって、そこに賞味期限を印字しなければならなくなった。 1日に何千何万個と作られる商品もあるので、いかに素早く正確に印字していくかが大きな課題になりました。 そこで注目されたのがインクジェットプリンターです。 私どもは1991年にイギリスのベンチャー企業だったリンクス社と国内独占代理店契約を結んでインクジェットプリンターの販売を本格的にスタートさせました。

メンテナンスニーズから拠点を拡大し技術部門を立ち上げ

政井
法律改正の前後では御社の状況はどのように変わったのでしょうか?
田中
売り上げでいうと2倍ぐらいに増えましたね。それから、インクジェットプリンターは定期的なメンテナンスを必要とするため、 拠点を広げて技術員を配置する体制にしました。また、製品の予防整備を開始したのもこの頃です。
政井
予防整備というのは、どういったものなのですか?
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田中
製品を常に最適な状態で使用してもらうことに重きを置く考え方です。 一度トラブルが起こってしまうと、いくら迅速に修理したところで、お客様は直るまでラインを止めざるをえなくなります。 それはお客様にとって大きな損失です。そういう事態が起きないよう、定期的に訪問して機械の調子をみていこうというのが予防整備という考え方で、 今ではお客様にも広く受け入れられています。
政井
なるほど。メンテナンスで継続的にお手伝いしていくというのは、創業者の方の“売り切りではない”というビジネスモデルにも繋がっているのですね。
田中
ええ、そうなんですよ。ですから、ある意味ずっと創業者の手のひらの上でやってきているのかもしれません(笑)。

プロフィール

政井 マヤ

政井 マヤ

1976年生まれ。メキシコで生まれ、神戸で育つ。
2000年フジテレビ入社後は、「笑っていいとも」や
「スーパーニュース」など多数の人気番組を担当。
2007年、俳優の前川泰之さんと結婚し、同年女児出産。
フジテレビ退社後は、TVにてキャスターやコメンテーター、ラジオMCや
雑誌連載、イベントなどでのMCやコーディネーターとして多方面で活躍中。

アルマーク株式会社
代表取締役社長

田中克也

1960年 大阪生まれ
1983年 京都大学法学部 卒業
住友電気工業、(現)あずさ監査法人勤務を経て1997年 当社へ入社
2007年より現職

田中 克也