インクジェットプリンターライブラリー

バーコードの印字面積

バーコードは様々な種類がありますが、それを印字する下面積すなわち印字面積が規定されているものがほとんどです。

例えば、日本国内で共通商品コードとして最も広く普及しているJANコードは、13桁または8桁の固定桁ですが、バーコードの長さ37.29mm、高さ22.86mmの約852平方ミリメートルが規定された印字面積です。ただし、0.8倍から2倍まで拡大縮小が認められています。

バーコードの細い黒い線をナローバーと呼びますが、この太さによって大きさが決まります。最少の時はナローバーの太さが0.264mmで約546平方ミリメートルの面積が必要で、最大の場合はナローバーの太さが0.66mmで約3410平方ミリメートルの面積が必要となります。

日本国内でのみ使用する場合にのみ高さを削ることが認められており、最少サイズで本来ならば18.29mmの高さが必要ですが、約半分の9mmまで許容されます。また、標準物流コードとして使われているITFコードは長さ143mm、高さ31.8mmが基本ですが、国内の場合0.25倍から1.2倍までの拡大縮小が認められています。輸出など海外で使用する場合は、0.625倍から1.2倍までが推奨されています。