インクジェットプリンターライブラリー

静電気と印字

製造ライン設備における静電気発生の影響を取り除くための「静電気対策」を講じることは、安定した稼働を実現するために重要な対策となっています。

産業用インクジェットプリンターの製造ライン設置においては、印字対象物が絶縁体(紙、段ボールやフィルム 等)である場合も多く、それらがコンベアガイドレール等との接触摩擦やロール巻出し/巻き取りにより静電気を発生し帯電した状態で印字工程に流れてくるケースがあります。

多少の静電気の発生なら無視できる場合もありますが、電荷量が大きいケースではインクはねによる印字不良や周囲の埃の吸い寄せ、静電気放電の影響によるセンサーや印字機の誤作動を引き起こすことがあります。 印字不良の内容は「通常と違いぼやけている」、「文字が乱れている」などがあります。 対策として、

帯電防止材料への変更
帯電防止剤塗布による表面導電化
湿度管理(加湿)による影響排除

があります。
また除電器(イオナイザー)にて強制的に帯電電荷を中和させる設備を導入するのも一般的な対策となりつつあります。

当社では、除電器のご提案が可能です。お気軽にご相談ください。