インクジェットプリンターライブラリー

産業用インクジェットプリンターを使用した印字方法

印字の仕組み

印字の仕組み

産業用インクジェットプリンターは多くの場合、ライン上を搬送される対象製品に対し、インクジェットのプリントヘッドを固定して印字します。
しかし、印字対象物の形状や大きさによってはライン上を搬送することのできない製品があったり、ライン進行方向に対し、垂直方向の印字が必要な場合もあります。
そのような場合には下記の方法により使用することができます。

ヘッド移動による印字

ヘッド移動装置

産業用インクジェットプリンターは、ヘッドを動かして印字する*ことも可能です。
ラインの進行方向に対して垂直に複数個の製品が並んでいることがあります。このような場合、ヘッドを移動させながら印字することが可能です。
ただし、ヘッドが垂直方向に移動し印字している間は製品を停止させなければなりませんので間欠運転が必要となります。
*一部のインクジェットプリンターは、ヘッド移動による印字はできません。

オフライン印字

コンベア(1m~2m程度)を用意。片側から手作業で製品を乗せて印字し、反対側で受け取る、半手動の印字方法です。

ハンドトランスポーターを使用して印字

印字対象物をテーブルの上に乗せ、手動でそのテーブルをスライドさせ、印字します。エンコーダー付きで速度の変化に対応し、きれいな手動印字ができます。
また、テーブル上に対象製品を乗せるホルダーを設置することで、作業を容易にできます。