他のマーキング機器との比較
マーキングには様々な方法があり、印字対象物や用途、目的などによって最適な方法は変わってきます。
以下ではプリンター、レーザーなどの長所と短所を比較しています。
産業用インクジェットプリンターやその他マーキング機器の違いを確認し検討される際の目安にしてください。
なお、本ページでは産業用途のインクジェットプリンターの比較となり、オフィス用複合機は除外されます。ご了承ください。
産業用インクジェットプリンター
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細かなインクを対象物に吹き付けて印字します。
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長所
- 非接触印字
- あらゆる素材に印字が可能
- ラインへの組み込みが容易
- 設置において特別な配慮が不要
- 多少の凹凸面にも印字が可能
- 小さな文字から大きな文字まで印字が可能
- 高速印字が可能
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短所
- インクなので、永久印字ではない
レーザーマーカー
レーザーを用いて対象物の表面をレーザーで削り印字します。
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長所
- 非接触印字
- 半永久印字が可能
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短所
- 製品自体に傷を付ける
- 集塵機や保護囲いなどの設備が必要
- 素材によっては視認性が低くなる
接触回転式印字機(コーダー)
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段ボールとゴム印の摩擦で駆動する印字機です。
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長所
- 安価に導入ができる
- 半永久印字が可能
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短所
- 速乾性インクが使用できない
- 印字内容変更は手作業
- 接触式なので、軽いものには印字がしにくい
スタンプ
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ゴム印を使って印字します。
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長所
- 安価に導入ができる
- 小ロット品への対応が容易
- 様々なインクが使用できる
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短所
- 印字内容変更は手作業
- かすれやズレがでてしまう可能性がある
- 小さな印字は困難
- 人手がかかる
- 大量処理はできない
補足
トナーを使用する複合機は事務用途で使用され、主にコピー紙に印刷するレーザープリンターとなりカテゴリが異なるビジネスとなります。こちらのページで比較している産業用インクジェットプリンターは、製品に賞味期限やロット番号を印字する機械となります。