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ブルーウールスケール

ブルーウールスケールとは、印字(印刷)の際に用いられる耐光度を測定するための国際的なスケールのことです。

光堅ろう度を変えた8種類の青い染料で染めたウールの布を使うことからこの名前でよばれています。これは、光堅ろう度、つまり光を当てたときに色が退色したり変わったりするのを評価する検査に使われます。

試験方法の一つである第三露光法では、ブルーウールスケールが標準退色する時間をもとに、照射時間を決めるために使われます。生地とブルーウールスケールを同時に光に当てて、一部はそのまま、一部は隠すことによって光源にあてた部分の変化を確認します。ブルースケールより変化が大きければ○級未満、というように級が決まります。

ブルースケールの級ごとに、標準退色時間は異なり、数字が大きいほど、光に当てられても色があせたり、変わってしまったりするなどする影響が小さい、つまり耐光性が強いとされています。