インクジェットプリンターライブラリー

顔料インク とは

顔料とは、水に溶けない色材(着色をするための微粉末)です。展色剤(油、にかわ、水、ワニス、合成樹脂など)を混ぜ、顔料インクとして使用します。19世紀後半からの約100年間で、現在使用されている有機顔料のほとんどがそろい、性能の劣る顔料や安全性に問題のある顔料が淘汰され、顔料工業はグローバル化しました。

プリンターの分野では、インクジェットプリンター用インク、レーザープリンター用のトナーなどに、染料よりも耐光性や耐水性に優れた顔料が用いられています。

顔料インクは顔料、展色剤、溶剤を主成分として、顔料が微細に分散するように練り合わせ、ペースト状にしたものからできています。顔料インクには、速度に適応できる印字適性、乾燥速度、安全性、鮮明性と濃度、耐光性、耐摩擦性、耐薬品性などが要求されます。